認知症予防と健康その12
今回は私が考えた認知症予防の8カ条を紹介します。
① 楽しく集中できる趣味を持つ
② 体を動かす。速歩。デュアルタスク(二重課題)運動など
③ 人とのつながりを持つ
④ 多種類の野菜や果物、大豆製品、ナッツ類、青背の魚
⑤ 生活習慣病の治療
⑥ 難聴の予防と治療
⑦ 歯周病の予防と治療
⑧ 予備軍のMCI(軽度認知症)で気付き、早めに治療。
予備軍で気付くためには、図1に示す症状に注意が必要です。心配な方は竹下医院にご相談ください。無料で簡単な検査ができます。
以下の「もの忘れ問診票」をチェックしてみましょう。あなたやあなたのご家族はいくつ当てはまりますか?当てはまる項目が一つでもある場合は検査を受けましょう。
もの忘れ問診票
□ 人の名前や物の名前が思い出せなくなった
□ 同じことを何回も聞く・言う
□ 置き忘れ、しまい忘れが増えていつも捜し物をしている
□ テレビ番組の内容が理解できなくなった
□ 買い物などでお金の計算ができなくなった
□ 約束の日時や時間を間違えるようになった
□ 何もせず、家でじっとしていることが多くなった
□ 趣味や好きなことをしなくなった
□ 外出したがらず、人づきあいをしたがらない
□ 下着を替えず、身なりがだらしなくなった
□ 怒りっぽい。ささいなことですぐに怒る
□ お金や物を盗まれた、誰かに盗られたと言うことがある
□ シャツやズボンをきちんと着ることができない
□ 外出すると迷子になる。1人で家に帰れない
□ ガスの消し忘れなど、火の不始末がある
□ 実際には居ない人や動物が見えると訴える
□ 夕方になると落ち着かない。夜中に大声をあげる
竹下医院 竹下敏光(日本認知症予防学会 認知症予防専門医)