認知症予防と健康 その1

9月22日から3日間行われた、第7回日本認知症予防学会総会学術集会に参加してきました。この学会は認知症の予防に重きをおいた、設立後まだ7年しかたっていない新しい学会です。
 私の専門は産婦人科ですが介護老人保健施設、介護老人福祉施設、認知症グループホームなどの介護施設を運営している為、認知症には以前から興味があり、昨年1月には認知症サポート医の資格を取得し、この学会には2年前に入会して勉強しています。
 予防といってもこの学会で扱っているのは、発症を予防する1次予防だけではなく、早期発見早期治療の2次予防、病気が進行しないようにする3次予防も含み、薬物に限らず、サプリメント、行動療法も含めて、それが良いか悪いかのエビデンスを出すことを学会の使命の一つにしています。
 そして、やはり力を入れているのが1次予防と2次予防です。勿論、1次予防できて病気にならないのがベストですが、今回はその1次予防について述べたいと思います。
 これまでの研究で、糖尿病の人は認知症の発症が2倍になることがわかっており、脂質異常症や高血圧症でも認知症の発症が増えます。また、歯周病、運動不足、ビタミン不足、会話が少ないなども危険因子です。
 従って認知症予防にはこれらと逆をすればよいことになります。先ずは糖尿病、高血圧症、脂質異常症など生活習慣病の予防が第一歩です。すでに病気の方は、薬剤などでしっかりコントロールしてもらって下さい。歯周病は歯科で治してもらいましょう。歩行などの運動をできるだけ毎日行いましょう。特に運動しながら計算するなどデュアルタスク運動がよいと言われています。食事はこれが良いというものはなく、野菜、海藻、魚を中心にバランスよく摂るようにします。そして家にばかりいないで社交的になること、趣味を持つことです。
 最近は良い薬もできたので病気の進行をかなり抑えられるようになりました。心配な時は受診し、早期発見治療を受けましょう。
竹下医院にはタッチパネル式の5分ぐらいで簡単に早期発見できる医療機器があります。
お気軽にご相談ください。
                               (竹下敏光)

2019年04月27日